基本情報
”あー、バスが来た!急いで。席に座って雨から逃れよう!
いつもの旅行のように、旅行者・専門家・学生、全ての乗客からあなたは魅了されます。
彼らはみんな共に旅行をするのですが、目的地が異なります。この路線バスは本当に特別なのです… しかし、みんなを安全に健全に移動させることはできるのでしょうか?”
ゲームの傾向
難易度 :★★☆☆☆
戦略 :★★★☆☆
運 :★★☆☆☆
やりとり:★☆☆☆☆
※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより
[affi id=7]
ルール
ゲームの目的
乗客を乗せて目的地まで連れていき、高得点を目指します。
・学生は学校に、
・ビジネスマンはオフィスに、
・観光客は観光地に、
連れていきましょう。
おばあさんはバスに乗せてあげてください。
使用するマップ
ゲットオンボードでは、プレーヤーの人数によって使用するマップが異なります。
ニューヨークとロンドンがあり、配置が異なりますが、基本ルールは同じです。
- ニューヨーク 2-3人プレイ時に使用
- ロンドン 4-5人プレイ時に使用
ゲームフロー
※この説明では、プレーヤーA, B, Cの3人で実施することを想定します。
- 個人目標と共通目標が決定されます。
各プレーヤーは、マップ上の赤い信号機の内2つが選ばれ、バスをスタートさせる場所を2つの内から1つ選びます。 - 全てのプレーヤーのスタート場所が決まったら、スタートプレーヤー に監査役コマ(赤帽子のコマ)を置く。この説明ではスタートプレーヤーをプレーヤーAとし、プレーヤーB、プレーヤーCの順に行動していく想定で説明します。
- 山札からバスチケットを1枚引きます。
- プレーヤーAは、山札から引かれたバスチケットと自分のスコアボード上部のバスチケットを確認して、バスを動かす数と向きを確認し、マップ上に路線を引きます。
- プレーヤーによって動ける数・向きが異なります。
- 以下の例では、
緑:3ブロック真っ直ぐ引く
黃:1ブロック進む毎に曲がり、計3ブロック引く
橙:2ブロック真っ直ぐ引く
茶:1ブロック進む毎に曲がり、計2ブロック引く
青:直進でも曲がっても良く、計2ブロック引く
桃:1ブロック引く - バスが青信号で停まった場合、更に任意の方向に1ブロック路線を引くことが出来る
- プレーヤーAが動かし終わったら、同じバスチケットでプレーヤーBのバスをプレーヤーBのスコアボードの動きに則り、路線を引きます。
プレーヤーBの後、同様に同じバスチケットでプレーヤーCの路線を引きます。
ここまでの動きが1ラウンドです。 - 次のラウンドの最初に、プレーヤーBに監査役コマを動かし、山札からバスチケットをめくります。このラウンドではプレーヤーB, プレーヤーC, プレーヤーAの順番で路線を引きます。
その次のラウンドでは、プレーヤーCに監査役コマを移し、プレーヤーC, プレーヤーA, プレーヤーBの順番になります。 - これを12ラウンド繰り返し、最終的に獲得得点の多いプレーヤーの勝利となります。
得点計算
得点は以下のスコアボードに基づいて計算されます。
おばあさん (オレンジ)
おばあさんが書かれているマスに止まる、または通過する度に、スコアボードの上から順にチェックを付けていく。
チェックの付いた各列の右の数字の合計がそのまま得点になります。右の図では3点です。
学生と学校 (黄色)
学生が書かれているマスに止まる、または通過する度に、スコアボードの学生にチェックを付けます。
また学校が書かれているマスに止まる、または通過するたびに、スコアボードの学校にチェックをつけます。
最終的に、[チェックされた学生の数]×[チェックされた学校の数]が得点になります。
また、マップ上でチェックできる学生の数の最大数は6人までです。
最下段の3人の学生は、ビジネスマンのボーナス(後述)でのみの獲得になります。
右の図では2点です。
ビジネスマンとオフィス (紫)
ビジネスマンのマスに止まる、または通過する度に、ビジネスマンの上段の列をチェックしていきます。ビジネスマンは1度に3人までしか乗せられません。
オフィスに止まる、または通過した時に、その時乗っているビジネスマンの数に応じて得点が入ります
1人:2点、 2人:4点、 3人:6点 です。
更にその時の人数によって、乗客のボーナスが入ります。
1人であればおばあさんを、2人であれば観光客を、3人であれば学生を、1つチェックすることが出来ます。
ビジネスマンで得点できるのは最大3回までです。ビジネスマンが1人しか乗っていない状態でオフィスに止まる、通過した時には、2点で計算され、残り2つ分はチェックされること無く次の列に移ります。
ゲーム終了時に、ビジネスマンが乗っていてもオフィスに到達できなければ、得点は獲得できません。
観光客と観光地 (水色・青)
観光客のマスに止まる、または通過する度に、観光客の上段の列をチェックしていきます。
観光客は1度に4人までしか乗せられません。
2種類あるうちのいずれかの観光地に止まる、または通過した時に、その時乗っている観光客の数に応じて得点が入ります
1人:2点、 2人:5点、 3人:9点、 4人:14点です
観光客で得点できるのは最大3回まででです。観光客が1人しか乗っていない状態で観光地に止まる、通過した時には、2点で計算され、残り3つ分はチェックされること無く次の列に移ります。
ゲーム終了時に、観光客が乗っていても観光地に到達できなければ、得点は獲得できません。
★付きの場所
学校・オフィス・2種類の観光地には、それぞれ名所があります。マップ上で★付きの場所がそれぞれの名所です。
各名所に到着した時に、
学校:名所に到着した時のチェックしてある全ての学生の数
オフィス:名所に到着した時のチェックしてある全てのビジネスマンの数
観光地:名所に到着した時のチェックしてある全ての観光客の数
が得点になります。
観光地は2種類の名所がありますが、得点になるのは2種類の内、数字の大きい方のみです。
個人目標
ゲーム開始時に、各プレーヤーに個人目標が設定されます。個人目標は、他のプレーヤーからは見られません。また、他のプレーヤーの個人目標も見ることが出来ません。
個人目標は、マップ上の特定の3箇所 (黒いアルファベット表記の場所)に止まる、または通過することです。
ボードゲームアリーナでは、個人目標の場所は赤い丸で表示されており、到達した場所は緑の丸で表示されています。
個人目標の3箇所全てを周ることができれば10点獲得です。
共通目標
ゲーム開始時に、共通目標が2枚設定されます。
共通目標の内容は
・同じ乗客を5人乗せる
・同じ目的地を3箇所周る
のいずれかです。
あるプレーヤーが最初に目標に達成した場合、そのプレーヤーは10点獲得することが出来ます。
最初に目標に達成したプレーヤーがいたラウンドと同じラウンド内で、目標を達成できたプレーヤーがいた場合、そのプレーヤーも10点獲得することが出来ます。
それ以降のラウンドで目標達成したプレーヤーがいた場合は、6点獲得することが出来ます。
それぞれの目標でこれらの得点を獲得することが出来ます。
ペナルティ
ゲットオンボードではいくつかのペナルティが存在し、得点がマイナスされたり、ひどいペナルティでは、12ラウンドを終える前にゲームを終了しなくてはいけません。
ペナルティの種類は以下3つ。
渋滞・繁華街
最も軽いペナルティです。線路を引く時に黄緑の選択肢として表示されます。
他のプレーヤーが既に路線を引いている場所に、あとから路線を引こうとした時、路線1ブロックごとに渋滞マーカーを1つチェックしていきます。“-1″があるマーカーに到達する度に、あなたの点数から1点引かれます。
また、ニューヨークマップでは、マップの中央に黒塗りの道が存在しています。その道は繁華街です。繁華街を通る度にもまた、渋滞マーカーを1つチェックしていきます。
渋滞や繁華街は、重複していた場合でも全ての数の渋滞マーカーをチェックする必要があります。
例えば、繁華街のブロックに既に他のプレーヤーの路線が通っていて、後からあなたがそのブロックに線を引く場合、あなたは2つの渋滞マーカーをチェックしなければなりません。
指示無視
2番目に軽いペナルティです。線路を引くときにはオレンジの選択肢で表示されます。
基本的には、路線はバスチケットに従って動かす必要がありますが、別の道に行きたい時や行かざるを得ない時には、指示に従わずに路線を引くことが出来ます。
その際、指示無視のマーカーを左から順番にチェックしていき、下のマイナス点の合計をあなたの得点から引きます。
最大で5回まで指示無視することが可能ですが、6回目以降に指示無視をせざるを得ない状況になった場合、残りの進むブロック数に関わらず、1ブロック分進めてラウンドを終了します。
通過済みの場所に戻る
最も重いペナルティです。線路を引く時には黒の選択肢で表示されます。
あなたの路線は常に新しい道を通る必要があり、過去に通った場所に戻る事はできません。あなたが意図して戻った場合や、戻らざるを得ない状況だった場合、あなたはすぐにゲームから離脱し、それ以降のラウンドを進めることができなくなります。
勝敗の決定
上記の得点計算の合計得点の最も高いプレーヤーの勝利となります。
個人目標が達成されているかどうかはゲーム終了時までわからないので、最後まで気が抜けません。
[affi id=7]
まとめ
以上がゲットオンボードのルール、遊び方です。
得点計算の種類が多いのがやや複雑ですが、バスチケットに従って路線を引いていくだけなので、非常に遊びやすい内容になっていると思います。
他者からの介入がないので、邪魔されるストレスがないという点で、以前紹介したネクストステーション・ロンドンとすこしゲーム性が似ていますね。
(ネクストステーション・ロンドンのルール・遊び方)
終盤に真っ直ぐ3ブロックが2つ残ったりするとかなり苦しいです。
このゲームはまだ始めたばかりで、グッドプレーヤーに到達していません。
到達したら、戦略・コツを掲載していきたいと思います。
それでは。